中堅システムエンジニアが直面する新人指導

企業内ではベテランスタッフが定年を迎えて退職する一方で、新人スタッフが新たに職場に加わることになります。そこである程度のキャリアを持つシステムエンジニアは、いずれは新人教育が任されることは避けられません。中にはプログラミング経験無しの新人もいて、まずはプログラミングの基礎から指導しなければならない状況にも直面します。プログラム言語の知識を持たない未経験者にプログラミングを指導するのは難易度が高く、ソフトウェア開発は得意というベテランエンジニアでも、新人にノウハウを教えようとするとつまづきかねません。そのためプログラミングの経験がない新人に対しどのように教育すればいいか、事前に備えてから挑む必要があります。

まずIT技術者の新人指導の基本として、プログラミング言語の仕様は暗記させる必要があります。また知識だけでなくプログラミングの実体験がスキルアップには不可欠であり、初歩からの練習問題の用意も新人教育には役に立ちます。さらにプログラムのコードを読む習慣を身に付けさせて、読みやすいコードを書くよう指導も欠かせません。自身がこれまでの開発経験で得たノウハウも教育では盛り込むと効果があり、プログラミングで陥りやすい失敗例を挙げ、同じ失敗を繰り返さないよう指導する事が大事です。中堅以上のシステムエンジニアは、自らのエンジニアとしての能力に加えて新人へ指導能力も職場では評価されるため、新人教育が苦手ならば克服する必要があります。

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